秋の味覚の代表とも言える栗、天津甘栗やマロングラッセ、モンブランなど、私たちの生活で栗はとても身近な物になっていますね。
栗はブナ科に属する木の実で、他の木の実と同様に葉の光合成で作られた栄養分、根から吸収された栄養分が蓄えられています。主成分はデンプンですが、ビタミンA・B群・C、カルシウム、鉄分、カリウム、ミネラルなどが、全体的にバランスよく含まれています。これらの栄養素によりいろいろな効果が期待できます。筋肉や骨を丈夫にし、腰・膝の痛みをとり、むくみを改善します。胃腸を丈夫にし、慢性の下痢を改善します。身体を温め、血液の流れを良くする事で動脈硬化、脳卒中、脳血栓を予防します。肌の調子も整えます。また食物繊維も豊富に含まれているので、便秘の解消や血糖値の上昇を抑えることで糖尿病を予防する効果が期待できます。そして、最近注目なのが、栗の渋皮。これには多くのタンニンが含まれ、抗酸化作用があるので、老化の防止、ガン予防に効果があります。栗はおいしいだけではなく、いろいろな栄養を手軽に摂れますが、糖分を使った食べ物も多くあるので糖分やカロリーの取り過ぎには気をつけましょう。
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