ブロッコリーはアブラナ科に属し、旬は冬から春先。私たちが食べている部分は、花を咲かせるために栄養を蓄えたつぼみであることをご存知ですか? アブラナ科の野菜だけに含まれる「スルフォラファン」(辛み成分)によるガン予防効果が、野菜の中で最も高いことが明らかになっています。人間の体には、元々発がん物質を無毒化するための
酵素がありますが、このスルフォラファンはその酵素に働きかけることで、発がん物質を無毒化し、体外に排出する効果があるとされています。その中で最近注目を集めているのが、スプラウト(新芽)。ブロッコリー・スプラウトに含まれるスルフォラファンの活性は、成熟したブロッコリーを上回り、特に発芽3日目のものが最も効果が高いといわれています。 ブロッコリーにはこの他に、ビタミンC・Eも豊富に含まれるため、免疫機能を高め、ストレスへの抵抗力が強くなり、美肌効果も期待できます。またケルセチン(ポリフェノールの一種)やβカロテンによる抗酸化作用、食物繊維による便秘改善の効果もあります。ただし、鮮度がおちやすいので、早めに食べるようにしましょう