第40号 2004.05.25
今回のテーマ (特集)水疱瘡・尿検査C・アロエ

 子供の病気シリーズ@ 
水疱瘡(みずぼうそう)
           
水疱瘡は、飛沫または接触感染により水痘−帯状疱疹ウイルス に初めて感染した時に起こる病気です。一度かかると免疫ができ るため二度とかかりませんが、治った後もウイルスは、体内の神経節に潜みます。体に抵抗力がなくなると、このウイルスが再び活動を始め、顔や胸・背中などの神経にそって痛みを伴う発疹や水痘が帯状に現れるのが帯状疱疹です。このため、帯状疱疹の患者さんからも飛沫・接触感染により水疱瘡はうつります。    

〈注意すること〉
・水疱を掻き壊すと化膿してあとが残ることがあるため、つめは短く切り、 薬を正しく使い、かゆみを抑えましょう。
・解熱剤を使用する場合、アスピリン剤は使わないで下さい。
・脳炎や髄膜炎を起こすことがあるため、けいれんや高熱が続く場合、医師の診察を速やか に受けましょう。
・入浴は控え、熱がない時にシャワーで汗を流す程度にしましょう。
・水疱がある時は他の人にうつるため、幼稚園や学校は休ませて下さい。
・妊娠中に水疱瘡に感染すると、胎児に影響することがあるため、水疱瘡にかかったことがない妊婦さんは十分に注意が必要です。
 

 

 



〜その四 ウロビリノーゲン〜


☆ウロビリノーゲンの大部分は便中に排泄されますが、肝臓の機能が低下するとウロビリノーゲンの処理ができず、尿中排泄量が多くなります。

正常値…(±)〜(+) 疑われる主な病気 中等度以上の陽性時…肝炎・肝硬変・溶血性黄疸 陰性時…胆道の閉塞

 


 アロエは、古くから様々な効能をもつ薬草として愛用されてきました。品種が多く、日本では一般的にキダチアロエが様々な健康食品などに利用されています。
代表的な成分は緑の皮の部分(葉皮)に含まれています。半透明の部分(ジェル)にも抗炎症作用や保湿作用を持つ成分(多糖類)が含まれていますが、その量はわずかなため、葉皮の部分を使うのが望ましいと言われています。

〜主な成分と効能

アロイン:皮の部分にある葉緑素に含まれていて、便秘、胃腸病に良く効き、下剤の   一種でもある。
アロエウルシン:潰瘍の回復を促し、傷、火傷、虫さされに効果がある。


アロエのとりすぎは、下痢をおこしたり、身体を冷やすこともあるので注意が 必要です。他の医薬品と併用する場合は、念のためにかかりつけの医師に相談して下さい。