第40号 2004.03.25
今回のテーマ (特集)花粉症・しそ

 花粉症
 花粉症とは、植物の花粉によって引き起こされるアレルギー症状のことです。
花粉が体内に入り異物(抗原)と認識されると、それを排除しようと体内で抗体が作られます。この抗原と抗体の反応(アレルギー反応)により、アレルギー物質(ヒスタミンなど)が放出されます。これらにより、目のかゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状が起こります。                                    

 外用薬は直接患部に作用するので、内服薬よりも成分量が少なくすみます。 そのため、全身的な副作用は、ほとんどありません。

点鼻薬:プリビナ液、コールタイジン、アルデシン、ルゲオンなど
点眼薬:インタール、ケトテンなど

 

花粉カレンダー

花粉症対策

・自律神経のバランスが崩れた時に症状が悪化するため、十分な睡眠をとり、ストレスを ためないようにしましょう。
・喫煙は鼻の粘膜を刺激します。飲酒は毛細血管を拡張し、鼻づまりを悪化させますので、 なるべく控えましょう。
・風の強い日は外出を避け、外出する際は、マスク、眼鏡、帽子を着用しましょう。
・帰宅時は衣類を払い、手洗い・うがい・洗顔をして皮膚や粘膜についた花粉を落としま しょう。

 


 しそは、料理の付け合せや薬味として利用されますが、東洋医学では古くから民間伝承的に薬として用いられてきました。
  香りの成分ペリルアルデヒドは、臭覚神経を刺激して胃酸の分泌を促し、食欲を増進させて、胃の調子を整える作用があります。また防腐作用もあるため、食中毒の予防として、お刺身のつまや薬味に用いられます。
食用とされる葉の部分は、βカロチンの含有率が高く、赤じそより青じそに多く含まれます。これには抗酸化作用があり、ガンの予防に効果的です。油と一緒に摂ることで吸収がよくなるため、油を使った料理にうまく利用しましょう。  
  この他カルシウムも豊富で、ビタミンB1・C・カリウム・鉄分も多く含まれています。また最近では、ルテオリン(フラボノイドの一種)に抗アレルギーや抗炎症作用があることがわかり、注目されつつあります。