第37号 2003.09.25
今回のテーマ (特集)口内炎・尿検査@・ハチミツ

 口内炎
 食べ物や飲み物がしみたり、しゃべりにくくなったり・・・とできてしまうと厄介な口内炎。口内炎は、頬の内側や舌の縁、唇の裏側の粘膜に水疱、潰瘍などができた状態です。
症状は同じであっても、さまざまな原因により起こるため、原因によるものと、症状によるものとで分類されます。
種類
原因
症状
アフタ性口内炎
不明
一般的な口内炎。中央部が浅くくぼんだ白っぽい潰瘍ができる。10日〜2週間ほどで治る
カタル性口内炎
虫歯や歯槽膿漏 義歯不具合
粘膜が赤くただれ、白く濁ったり、ザラザラしてひび割れを起こす。
ウイルス性口内炎
ヘルペスウイルス
唇や口腔粘膜に小さな水疱の集まりができる。
カンジダ性口内炎
カンジダ(カビ)
白くてやわらかいこけ状の斑点でおおわれる。この斑点がはがれて、赤くただれる。

 この他にアレルギー、たばこが原因でできる場合や、他の病気・治療(薬)が原因の場合もあります。

治療と予防
 原因がわかっている場合は、それを改善することで治りますが、 原因のわからない場合やできやすい人は、予防することが大切です。

  • 正しいブラッシング法で歯を磨き、口の中を清潔に保つ(うがい)
  • 規則正しい生活を心掛け、ストレスや疲れをため込まない
  • バランスの良い食事を摂り、ビタミン不足にならないようにする





  しかしできてしまった時は、香辛料やたばこ・お酒などは控え、十分な睡眠を 取り、体調を整えましょう。また口の中だけが原因ではなく、他の病気(はしかやしょう紅熱・手足口病など)が原因のこともあるため、痛みが強い場合やなかなか治らない時は、医師の診察を受けるようにして下さい。外用薬(ケナログ・アフタッチ・デキサルチン)やビタミン剤が処方されることもあります。

 


〜その壱  たんぱく質〜

 尿検査は私達が手軽にできる検査です。尿は血液により体中から腎臓に運ばれた不要物を余分な水分とともに排泄した物です。体のどこかに異常があると、尿中の排泄物に変化が現れ、検査値に異常が見られます。 たんぱく質は腎臓でほとんどろ過されず、一部ろ過されたたんぱく質も体の外 に出るまでには完全に再吸収されます。そのため、正常な場合は尿にたんぱく質が出る事はなく、あってもごく微量で陽性にはなりません。

正常値…陰性(−) 21〜120mg/24時間
疑われる病気…腎炎・ネフローゼ症候群などの腎臓の病気。
尿路系の炎症や結石など。

☆検査結果に異常が見られても、必ずしも病気がある訳ではありませんので、さらに詳しい検査を受けましょう。

 

 昔より内服薬や外傷、化粧品の原料として使われてきたハチミツ。 ハチミツは砂糖よりもエネルギーに変わるのが早く、また貴重なビタミン(B1,B2,B3,葉酸、パントテン酸など)やミネラル(カルシウム、鉄など)が失われることなく体内へ吸収されるという利点があります。ではハチミツにはどのような効能があるのでしょうか?

  ※ただし1歳未満のお子様は腸内細菌が少ないため、ハチミツに混入したボツリヌス菌が増殖し、ごくまれに乳児ボツリヌス症になることがありますので、与えない様に注意して下さい。