第28号 2002.3.25
今回のテーマ (特集)髪の毛の話・食の話〜通風〜・お茶

 髪の毛の話 〜健康な髪を保つために〜
人の髪の数は、平均10万本でその寿命は男性で2〜5年、女性で4〜6年と言われています。 このうち1日70〜120本の抜け毛は自然現象ですが、年齢とともに抜け毛はどんどん増えていきます。

髪の毛の構造
髪の毛の成長は、地肌の下の血液によって運ばれてきた栄養により毛乳頭にある毛母細胞が分裂増殖して、 上に押し上げらながら角化し、髪の毛になります。髪の毛は3〜6年間成長後、細胞分裂が止まり抜け落ちますが、 また新しいうぶ毛が生えるというヘアサイクル(毛周期)を繰り返します。
抜け毛の原因は、ホルモンや遺伝・ストレスなどさまざまですが、日常生活のちょっと した心構えで抜け毛を予防することができます。

睡眠不足にならない
髪の毛は、夜間に成長します。たっぷり睡眠をとりましょう。食事はバランスよく無理なダイエットは、 たんぱく質不足になり、脱毛が進みます。動植物性のたんぱく質や血行を促進するビタミンE(玄米・紅花油・ごま ・アーモンドなど)を摂りましょう。
タバコはやめる
タバコは、血管を収縮させるので髪に栄養が届かなくなります。
ストレスをためない
ストレスがたまると、自律神経のバランスが崩れると血行が悪くなります。季節によっても、頭髪にダメージを与え ることがあります。(春先の強い風、夏の紫外線など)
髪を清潔に
皮脂やフケ・ほこりは、毛穴を塞ぎ、毛髪の成長を妨げます。毎日の洗髪を心掛けましょう。

抜け毛が気になりだしたら、生活習慣にも注意して、大切な髪を守ってあげましょう。


〜痛風編〜

高プリン食品 中等度プリン食品

まいわしの干物、煮干し、かつおぶし、大正えび、あじの干物、肉スープ、鶏・豚・牛レバー 

大豆、かつお、たら、まいわし、車えび、しゃこ、さんまの干物、まがきするめいか、牛・豚の腎臓、牛の心臓


痛風の痛みの原因は、尿酸。血液中の尿酸が増えすぎると、体のあちこちに尿酸の結晶がたまり、痛みを起こします。 食事の面では、カロリーのとり過ぎに注意し、バランスの良い食事をすること、アルコールを控えること、水分を十分に とることが大切です。また、尿酸のもととなるプリン体を多く含む食品を続けて多量にとらないようにしましょう。 痛風でない方も、成人病の予防のために食生活を見直してみませんか。


緑茶でリフレッシュ!
お茶にはいろいろな種類があり、緑茶・紅茶やハーブティー・最近流行の中国茶などがありますが、日本人に馴染み深い お茶と言えば緑茶です。疲れたときに「お茶にしようか。」なんてセリフをよく聞きますが、疲れた体にお茶はどんな 効果をもたらしてくれるのでしょうか。
お茶の中に含まれるカフェインは、中枢神経を興奮させ、眠気をさまし、判断力や思考力を高めます。また血液の循環 をよくする強心作用や利尿作用があるほか、心の疲れやストレスを取り除くと言われています。またコーヒーと違い、 お茶に含まれる旨味成分(テアニン)がカフェインの興奮作用を抑制し、覚醒作用を穏やかにします。そして何よりお茶 の持つ香りや旨味は心に安らぎを与えてくれます。昔から人々がお茶を愛飲してきた秘密は、ここにあるのかもしれませんね。